品揃えの多さでいつも頼りにしている大型ビタミンショップが41丁目のパークアベニューにある。ビジネス街だという理由からか、ショーウィンドウは「エネルギーアップ」のサプリが目立っている。
ほんの少し前は「エネルギーアップ」のサプリがこんなに多く種類がなかったのだが、疲れ気味のアメリカ人が増えているということなのだろうか。ローヤルゼリーやプロポリスの入ったもの、ジンセン系のハーブを多く取り入れたものなど種類は増える一方で選ぶのが大変なくらいだ。
アルゼンチン人の友人たちは朝から夜遅くまでよく働きとても元気なのだが、彼女たちが飲んでいるのはコーヒーではなく「マテ茶」。しかもティーバッグではなく、スポーツドリンクのような特製のプラスティック容器に葉を入れてストローで飲んでいる。
これこそオールナチュラル、特製容器で飲むマテ茶もいいのだが、サプリでエナジーアップができたら、ずっと楽だ。そこでビタミンショップでいろいろ見てみた。まず目に付いたのが、慢性疲労、ストレス、不安、うつ、消化不良などに効果があるという「ビヨンド・エナジー」。オールナチュラルを謳っているものの、シベリアン・ジンセンに始まり、緑茶のエキス、唐辛子、蜂花粉、ガラナなど成分がなんと30以上で、これではどれがどう効くのか分からない。パッケージも迫力がすごくて、こんな雷のようなエネルギーでは困る、と引いてしまう。

お気に入りのドクター・ワイルのシリーズは、マルチビタミンなど、他の商品はそろっているのだが、この「エナジー・サポート・フォーミュラ」という商品だけいつも売り切れだ。
説明書きを読んでみると、成分はすべてナチュラルハーブ。エレウテロコックス、アシュワガンダ、冬虫夏草などで、古代からエネルギーアップに効果があると使われてきたものばかり。とくにエレウテロコックスは何世紀にもわたって適応促進薬として使われてきた植物。冬虫夏草もスタミナをつけてくれるマッシュルームとして中国では知られている植物で、これに加え、インドのジンセンと呼ばれ、身体の状態を正常にするアシュワガンダが入っている。

カフェインを採った後のような一過性のカラ元気、そしてその後のあの疲労感は避けたい。そんなサプリでは困るのだ。しかし、この商品の特徴はカフェインやマオウなど、刺激物が一切入っていない点。元気になった後で頭痛、胃痛では何のために飲んだのか分からない。
「トニックハーブ(強壮効果のあるハーブ)、毒性のない食物は身体のエネルギーを高め、あらゆる種類のストレスから身を守ります」とドクター・ワイルは語っている。応急処置のようなサプリではなく、ちゃんと身体のことを考えてくれているようで信頼できる。早速、お店の人に次の入荷日を聞いてみようと思う。